先日、4歳のお子様がお母さんと一緒にアトリエマッチばこへ体験しに来てくれました (^-^)
一生懸命、絵の具を塗ってくれる姿に感動しました!
絵の具のレッスンお疲れさま~!
最後にお絵かきタイム 「〇〇君の好きなもの教えて!」と聞いたら「チョコレート!」と答えてくれました。
「ほかにも好きなものある?」と聞いたら隣に居たお母さんに「ママ、アイスクリーム描いて!」と頼んでいました。
お母さんが「こういう時、どうすればいいんですかね?」と言われ簡単な〇と▽でアイスクリームをお子様にかいてあげていました。
私はすごく、素敵だなと思いました。 (*^▽^*) 4歳の子でもわかりやすい単純なかたち、真似して描けそうとお子様も思ってくれるはずです。さらにお母さんのかいてくれたアイスクリームに大好きなチョコレートをクレヨンで塗ってくれました。お母さんと共同制作です!
描いて!と頼むのは
① 自分で描きたいけど、どうやって 描くのかわからない
② 自分で描いてみたいけど自信がない
だいたいどちらかだと思います。本当は自分で描きたいと 小さなお子様でも思っているはずです。
これ描いて!と頼むのは それが好きで興味があるから 描いてと頼むのだと思います。
(ピーマンが大嫌いな子がピーマン描きたいとは思わないはず・・・)
乗り物や恐竜、お花や動物など描いて!と言われたらチャンス!と思って図鑑やネットの画像でもいいです。
なるべく本物を見せてあげられるといいですね。
教室には図鑑を用意してあります。
そして一緒にお話ししながら描くというのがいいと思います。
うさぎ描いて!ならスラスラと描いてあげるのではなく、
「ウサギって耳が長いんだね~!、ママ知らなかった!」とか演技して(笑)特徴を話しながら一緒に描きます。
お子様は一緒に描くというその時間をとても喜んでくれるはずです。
小学生になっても描いて!は続きます。特に多いのが大好きなキャラクター描いて!です。
とても人気のあったポケモンや妖怪ウォッチは当時 絵画教室でもとても流行っていました。
ある日「先生~!ジバニャン描いて!」って言われたことがあります。でも私は本当に知りませんでした。
「ジバニャンって、顔丸いの四角いの?耳あるの?鼻はどんなかたち?」と聞きながら描きましたけど全く似ていなかったようです。でも全然怒られませんでした。すごく笑ってくれました。
その子は思ったはずです。「絵の先生なのに、描けないんだ!!」って。たぶん自信を持ったと思います(笑)
次の週、その子はジバニャンを家で練習して描いて私に見せてくれました (^O^)/
一生懸命練習してくれたようです。その子は妖怪ウォッチノートをつくりいろいろなキャラクターを描くのにしばらくはまっていました。
ですので、いいんですよ。大人だって描けない絵もある!素直にわからないと言っても。そしたら逆に教えてもらえるんですよ。描いて!は描きたい!なんです。
ただし、描いてあげる時 注意してほしいことがあります。
◆こうやって かくんだよ!これはこの色だよ! と これが正しいこれが正解と言わない
絵や色というのは正解がありません。
例えば 誰しも一度はチューリップやうさぎなどお子様に描いてあげたことがあると思います。
でもそれは記号と言ってもいいかもしれません。その記号で描き方を教えてしまうと本物を目の前にしても本物を見ようともせずスラスラ記号の絵を描いてしまいます。
またチューリップは赤、ナスはむらさきなど色を指定するのもよくありません。
実際、絵画教室で野菜を描いた時、ナスはむらさきだからと、本物の色を見ないでむらさきを塗った子がいますが、本物は、こんなイラストのようなナスの色じゃないですね。
◆完成度の高すぎる絵を描かない
パパがすっごく張り切って、1時間 部屋にこもってリアルな恐竜を描いてあげたとします。
プレゼントならとても喜んでくれると思いますが、自分で描きたい!と思っているお子様にあまりにも立派な絵を描いてあげると、目指すレベルが高すぎてお子様が逆に自信をなくしてしまうこともあります。
ですので、頑張りすぎずお子様と楽しく描くことが大切です。
最後に・・・お子様が自分で絵を描けた時にはたくさん褒めてあげて下さいね (●^o^●)