小学生もできる遠近法

遠近法(えんきんほう)聞いたことありますか?

遠近法とは絵画で距離感を表現する方法です。中学生になると美術の授業で習います。

絵の中で「遠い・近い」「広い・狭い」「大きい・小さい」「高い・低い」を工夫することで絵を見た時に視覚的に遠近感が現れます。

遠近法とはどんな方法?なんだかすごく難しそうですがアトリエマッチばこの生徒は小学生から遠近法をなんなくクリアして描いていますよ(*^^)v

 


遠近法の並木道


遠近法は並木道の絵がとてもわかりやすく説明できるので教室では並木道をよく描いています。

①画用紙の真ん中に地平線をかく

②道幅を手前は広く、奥へいくほど狭くかく

③並木道の木は手前は高く、奥へいくほど低くかく

 

 

④人物や物をかく時は手前は大きく、奥は小さくかく

例えばネコやイヌなど小動物を描く場合は、手前にいるなら大きくかきます。家や車などが奥にあるなら小さくかきます。大きなもの、小さなものも遠近法はいつもの基準と逆転することがあるので注意しましょう。

 

 


遠近法ルールを守って絵を工夫しました。

ライトアップの並木道。手前はライトがピカッ!奥へ行くほどライトの光も小さく。

道にある大きい砂利がだんだん小さくなっていますね。

 

 

道に敷いたタイル線が工夫できています。

右の絵は春に描いた桜の並木道です。奥の桜を近づけて描くことで、ずーっと桜が続いているように見えますね。素敵にかけました。

 

 



遠近法のハロウィン


低学年でもできる遠近法ハロウィン。みんなちゃんと遠近法になっています。道幅、木の高さ、オバケの大きさが工夫できました。よく頑張りましたね!!




検証!遠近法を使った作品


教室の生徒達はちゃんと工夫して遠近感を表現できた作品が過去に何度もあります。

偶然かもしれないですが、日々のレッスンの中で身についているのかもしれません。

皆さんも普段かく絵をちょっとだけ工夫したら、絵がますます魅力的になるかもしれませんよ!!

気球に乗ってのレッスン。手前の気球は大きく、人もしっかり描いています。奥の気球は小さく、人はシルエットにしてあります。

 

 

夏休み課題のポスター作品。鳥にスポットをあてているので鳥は大きく。下に家並みが小さくかかれています。

これも遠近感を出す為の工夫です。

 

 


このポスターにも遠近法が使われています。どこだと思いますか?

答えは横断歩道の白い部分です。奥に向かって少し狭くかいています。

遠近法を使うことで絵が見やすくなっていますね。