かなり久しぶりのレッスンノートです。
レッスンノートとは、絵や工作についてのちょっとした疑問や悩み、またアイデアや上達するコツなどを書いています。
過去のレッスンノート
今回のテーマは絵画教室でキャラクターを描くのはありか?なしか?です。
皆さんそれぞれの意見、考えがありますので、あくまでも私の考えで書いています。
そこを踏まえてお読み下さい。
子供たちはお気に入りのアニメやゲームのキャラクターが大好きで教室でもよく描いて見せてくれます。
今の人気はマイクラ(マインクラフト)、カービィ、ピカチュウ、スプラトゥーンなどでしょうか?
少し前はミニオンズ、すみっコぐらし、スーパーマリオなどでした。
いつでもみんな知っているのはドラえもん。
正直、私はキャラクターのことは全くわかっていませんがレッスンしています笑
共通して言えることは、人気のキャラクターは真似のしやすい愛らしいキャラクターであることです。
絵が上達してくると不思議なもので、複雑なキャラクターも描いてみたくなります。
私はその子が興味を持って、描きたい!と思うものはとことん追求して描いたらいいと思います。
追求するということは、大きさ、かたち、色をよく見て真似する、本物そっくりに描きたいという本人の情熱です。
キャラクターを真似して描くことも絵画風の言い方でいえば模写です。
本格的なデッサンやスケッチもよく見てかきます。
よく見る、真似するということは、絵を描くことの基本となります。
ただし、図工の授業で海の生物を描きましょうというテーマにキャラクターをかいたり、未来の絵や生活画のコンクール作品にキャラクターを描くのはいけません。著作権問題も関わってきますので注意しましょう。
その点は絵画教室のレッスンも同じです。
動物をテーマにしているのにキャラクターを描く、人をテーマにしているのにキャラクターを描くのはダメです。
宿題のポスターやコンテスト・コンクールの応募にキャラクターを描いてはいけません。
だんだんと生徒もキャラクターを描いては良いテーマなのか、ダメなテーマなのかがわかってきます。
判断を迷う時は「今日はキャラクターかいていい?」って聞いてくれます。
私も今日のテーマが趣旨と合っているかを説明してからOKか、ダメかを伝えます。
私は中学生の頃の美術の授業で木の板に絵をかき、その木を電動糸ノコギリでカットしてパズルを作るという授業がありました。
その時はディズニーキャラクターがたくさん集まっている絵にしましたが、美術の先生からはダメと言われず、逆に丁寧にできていると褒められました。
絵をバラバラにするので、例えば夜空に星の絵や同じ形がつづく電車などはパズルにした時面白くありません。
パズルで遊ぶことまで考えて、特徴をもったキャラクターの集合をかきました。
別にコンクールなど応募するわけではないので、自分や友達と楽しくパズルで遊びたくてキャラクターにしました。
もちろん絵画教室の先生の中にはキャラクターを描かせたくない方もおられますし、親御さんはせっかく絵画教室に通っているのにキャラクターばかり描いていて大丈夫?と思われる方もいるでしょう。
でも、本人のやる気次第でキャラクターでも絵はどんどん上達します。
何もダメな絵はありません。好きなことはワクワクと楽しく、やる気がでます。
それが自信につながれば、キャラクター以外でもどんな絵になっても頑張ることができると私は思います。
真剣にキャラクター
こちら過去のレッスンですが、本人たっての希望でストプリを超真剣に描きました。
色鉛筆の多さよ!こんなに色にこだわるの?ってびっくり。
完成!かわいい💛
好きなマイクラの服を着て教室に来た生徒。
服のマイクラキャラクターが描きたくて、真冬なのに服を脱いで真剣に描く!風邪ひかないでね。
15センチの正方形の紙に1時間かけてカラフルピーチのキャラクターをかく生徒。まだ途中。続きは来週。
納得いくまで、頑張って!
バッグのデザインのレッスン
大好きなピカチュウのバッグを作りたい!
希望を叶えて嬉しそう♪
こんなに頑張る生徒をキャラクターだからダメとは言えませんよね。
自分のやりたいことをかたちにできる、キャラクターでも自分表現ができることを応援していきたいと思います(*´▽`*)